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ゲーマー歴35年のIT社長ゲーマーのLED氏が今、最も注目されているハイパーカジュアルゲームについて解説!
現在、ゲーム業界や広告業界で欠かせない存在となっている「ハイパーカジュアルゲーム」
未来書店よりAmazon kindleストアにて出版中の、『ハイパーカジュアルゲーム入門、アプリリリースまでの考え方』という電子書籍を参考に、ゲーム開発の流れを解説していきたいと思います。
Point1 ハイパーカジュアルゲームとは?
まず、ハイパーカジュアルゲームとはなんなのかをお話ししましょう。
「ハイパーカジュアルゲーム」とは今最も注目されているゲームジャンルの一つですね。
このハイパーカジュアルゲームのキーワードの一つとして、「広告」があります。
みなさん様々なSNSやWEBサイトに掲載されているいろんな広告を見たことがあると思います。その中にゲームの広告もあったのではと思います。
ハイパーカジュアルゲームは、このように広告を見た方がダウンロードする形での
流入が特徴です。
また、ハイパーカジュアルゲームはほとんどの収益をアプリ内広告にて賄っています。
ゲームをプレイしていると広告がでることがありますよね。その広告に掲載されているアプリをダウンロードしたりすると、
広告収入が、広告を掲載しているハイパーカジュアルゲームのリリース基に入るわけです。
この流入と収益の両方で広告が重要になってくる、これがハイパーカジュアルゲームの特徴ですね。
タッチ DE ポン!
タッチやスライドの簡単操作でかわいい動物たちと遊ぼう!文字なしで楽しめるので、最初は「どんなあそびかな?」と考えながら画面を触って、お子さまの感性・好奇心を育みます。
引用元: Google Play
天使だと思って助けたら実は悪魔でorz
天使を助けるとありがたいお言葉を貰えるぞ。
天使の影に潜む悪魔に見つかったらおしまいだ。
超・単純パーティーゲーム「てんあく」登場!
天使だと思って助けたら実は悪魔でorz!?
友達と一緒やれば、ドキドキすること間違いなし!!引用元: Google Play
RunParCoooool!
障害物を使用しながらゴールを目指せ!
ステージ上の障害物を通過するごとにスピードアップ!
走って、飛んで1位を目指すゲームです。引用元: Google Play
Point2 ハイパーカジュアルゲームのゲーム性
ハイパーカジュアルゲームにとって重要なのは遊びやすさです。
老若男女国籍を問わず、説明不要なくらいシンプルで簡単操作であるゲーム性になっています。
国籍を問わず、つまり世界中のプレイヤーに向けてのゲームということになります。
説明書やチュートリアルがあると、その説明文の言語を世界中の国に合わせて翻訳する必要がでてきます。
なので、説明不要なくらいシンプルで簡単操作であるゲーム性というのが重要なわけですね。
Point3 ハイパーカジュアルゲームの作り方
あらためて、ハイパーカジュアルゲームはシンプルなゲーム性ですから、複雑なストーリーやシナリオは存在しません。
よってハイパーカジュアルゲーム開発に必要な役割は、ゲームを企画するゲームプランナー、デザインを行うデザイナー、そしてプログラミングを行うエンジニアの3つですね。
この3つの役割で初心者にとって一番ネックなのがプログラミングだと思います。
ハイパーカジュアルゲームを簡単に作成するにあたっては、『Unity』というゲーム制作に必要なプログラムを簡単に作成できるソフトを使用するのが主流です。
Unityは様々な有名なゲーム開発にも使われていますので、もしかしたらゲームのオープニング画面などで皆さんもUnityのロゴを見たことがあるかもしれませんね。
Unityは個人開発向けであれば、無料で利用することができますので、プログラミングができなくとも簡単なゲームが作れるテンプレートがたくさんあります。
なので、ハイパーカジュアルゲームは、初心者からでも企画、デザイン、プログラミングすべて一人でできるくらい、開発は難しくはありません。
Point4 ゲーム開発~リリースまで
ハイパーカジュアルゲームの開発~リリースまでの流れは大まかに4つの項目に分かれます。
- 1.ゲームプロトタイプ作成
- 2.テストリリース
- 3.本開発
- 4.本格リリース
この4つですね。
まず、全体的な企画を立て、ゲームの最低限の機能を盛り込んだ1、2ステージを作成する1.プロトタイプ作成。
その後にプロトタイプを2.でテストリリースするわけですが、その際に最低限の広告費で広告も出します。
そこで、1インストール当たりの開発コストである、Cost Per Install、通称CPI。
1ユーザーのゲーム継続率とその広告収益であり、Life Time Value、通称LTV。
CPIは開発コスト、LTVは広告収益ですから、LTV-CPI=全体の収益、ということになります。
最低限の広告を出して、このCPIとLTVがどのような数値になるのかテストをする。これが2.テストリリースですね。
CPIやLTVがチームで設定していた値に達した場合、3の本開発に移ります。
最低限のプロトタイプより、ステージ数を増やし、テストリリース時のバグや変更点を修正します。
そして最後に本開発したゲームを4で本格リリースします。
並行して、CPIやLTVの数値を参考に広告費を計算します。
場合によっては打ち止めの判断を行う、というのがハイパーカジュアルゲームの大まかな流れになります。
まとめ
さて、というわけで、今回は【ゲーム開発ってどうやるの?】ハイパーカジュアルゲーム入門というタイトルでお伝えしました。
ちょっとしたアイデアと、無料のゲーム開発ソフトUnityを使えば初心者でもゲーム開発ができるのが魅力です。
ぜひ皆さんもハイパーカジュアルゲーム入門を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!